言語交換アプリで1時間も話してしまった。通話を終わらせたいけど、なんて言えばいいか分からない。
急に切ると失礼じゃないか。でも、このまま続けるのもきつい。終わりどきを完全に見失って、気まずい空気が流れる。
そんな経験、ありませんか?
実は、中国語の会話には「終わらせ方」のパターンがあります。それを知っているだけで、スムーズに、そして相手との関係を保ちながら会話を終えることができます。
この記事では、中国語で会話を気まずくせず終えるフレーズを、場面別に紹介していきます。
中国語の会話は「前置き」が大事
いきなり切らないのがポイント
日本語でも「じゃあそろそろ」「そういえば時間が…」など、会話を終わらせる前にワンクッション入れますよね。中国語も同じです。
日本語よりも終了のクッションが多い
実は、中国語は日本語以上に、会話を終える前の「前置き」を大切にします。いきなり「再见」(さようなら)と言うと、やや冷たい印象を与えてしまうことがあります。
「理由+別れ」が自然
基本的なパターンは、「〜があるので(理由)」→「そろそろ終わりにしましょう(別れ)」という流れです。
ワンクッション入れればOK
難しく考える必要はありません。「那」(じゃあ)や「不好意思」(すみません)などの一言を添えるだけで、十分柔らかい印象になります。
まず使える万能な終わらせフレーズ
困ったらこれ
どんな場面でも使える、安全で自然なフレーズから覚えましょう。
那我先…
Nà wǒ xiān…
(じゃあ、私は先に…)
使う場面
通話やチャットを終える時。「先」は「先に(切る/行く)」という意味。後ろに具体的な動作を言わなくても、文脈で伝わります。
例
- 那我先去忙了 (じゃあ、先に用事を済ませます)
- 那我先走了 (じゃあ、お先に失礼します)
那我们就聊到这儿吧
Nà wǒmen jiù liáo dào zhèr ba
(じゃあ、今日はここまでにしましょう)
使う場面
言語交換やオンライン通話の終わりに。「ここまで」という区切りを明確に伝えられます。
今天先这样吧
Jīntiān xiān zhèyàng ba
(今日はこのへんで)
使う場面
その日の会話を終える時。カジュアルで柔らかい表現です。
やわらかく、無難
これら3つのフレーズは、どれも攻撃的でも冷たくもなく、自然に会話を終えられます。迷ったら、まずはこれらを使いましょう。
時間・用事を理由にする言い方
一番安全なパターン
具体的な理由を付けることで、より自然に会話を終えられます。
我差不多该走了
Wǒ chàbuduō gāi zǒu le
(そろそろ行かなきゃ)
使う場面
時間を意識し始めた時。「差不多」(だいたい/そろそろ)が柔らかいニュアンスを作ります。
我等一下有点事
Wǒ děng yíxià yǒudiǎn shì
(あとで少し用事があるんです)
使う場面
後に予定がある時。具体的に何の用事か言わなくても大丈夫です。
我得去吃饭了
Wǒ děi qù chīfàn le
(ご飯を食べに行かなきゃ)
使う場面
食事の時間が近い時。「得」(〜しなければならない)で必要性を示します。
嘘じゃなくてOK
「用事がある」と言っても、それが「休憩したい」「疲れた」という理由でも問題ありません。相手も深く追求しませんし、それが会話を終えるための社交辞令だと理解しています。
通話・オンライン用の別れフレーズ
言語交換アプリ向け
オンラインでの会話に特化した終わらせ方です。
那我们下次再聊吧
Nà wǒmen xià cì zài liáo ba
(じゃあ、また今度話しましょう)
使う場面
言語交換やオンライン会話の終わりに。「また話そう」というポジティブな終わり方です。
今天聊得很开心
Jīntiān liáo de hěn kāixīn
(今日は楽しかったです)
使う場面
会話を終える前に、感謝や満足を伝える時。これを言ってから「じゃあまた」に繋げると自然です。
我先挂了
Wǒ xiān guà le
(先に切りますね)
使う場面
電話やビデオ通話を終える時。「挂」は「電話を切る」という意味です。
オンラインならではの表現
「我先挂了」は、対面では使わない表現です。通話やビデオチャット専用のフレーズとして覚えておきましょう。
失礼にならない「またね」の言い方
関係を切らない表現
会話を終えるけど、関係は続けたい時のフレーズです。
下次再联系
Xià cì zài liánxì
(また連絡します)
使う場面
また話したい相手との別れ際。「連絡を取り合おう」という意思を示します。
有机会再聊
Yǒu jīhuì zài liáo
(機会があればまた話しましょう)
使う場面
次の予定は未定だけど、また話したいという時。「有机会」(機会があれば)が柔らかい印象を作ります。
保持联系
Bǎochí liánxì
(連絡を取り合いましょう)
使う場面
継続的な関係を示したい時。少しフォーマルな印象です。
次がある雰囲気
これらのフレーズは、「今日はここまでだけど、また会いたい」という気持ちを伝えます。相手も「切られた」ではなく、「また次がある」と感じるので、良好な関係を保てます。
丁寧に終わらせたいときのフレーズ
年上・初対面向け
目上の人や、まだ親しくない相手には、より丁寧な表現を使いましょう。
不好意思,时间不早了
Bù hǎoyìsi, shíjiān bù zǎo le
(すみません、時間が遅くなってしまいました)
使う場面
長く話してしまった時。「不好意思」(すみません)が謙虚さを示します。
今天就先到这里吧
Jīntiān jiù xiān dào zhèlǐ ba
(今日はここまでにしましょう)
使う場面
丁寧に区切りをつけたい時。「就」が決断のニュアンスを加えます。
很高兴跟你聊天
Hěn gāoxìng gēn nǐ liáotiān
(お話しできて嬉しかったです)
使う場面
会話を終える前に感謝を伝える時。特に初対面の相手に効果的です。
丁寧さは「クッション」の数
丁寧な終わり方は、「不好意思」「很高兴」などのクッション言葉を多めに使うことです。ただし、過度に使うと逆に不自然なので、1〜2個で十分です。
そろそろ終わりたい合図フレーズ
徐々にフェードアウト
いきなり「終わります」ではなく、「そろそろ終わりかな」という空気を作るフレーズです。
对了,时间过得真快
Duì le, shíjiān guò de zhēn kuài
(そういえば、時間が経つの早いですね)
使う場面
会話がひと段落した時。時間の話題を出すことで、「そろそろ終わりかな」という空気を作ります。
不知不觉这么晚了
Bù zhī bù jué zhème wǎn le
(気づいたらこんな時間ですね)
使う場面
長く話してしまった時。驚きのニュアンスで、自然に終わりのきっかけを作れます。
那个……
Nàge…
(あの…)
使う場面
何か言い出しにくいことを切り出す時。後ろに「我差不多该走了」などを続けます。
いきなり切らなくていい
これらのフレーズは、会話の終わりを「予告」する役割があります。相手も心の準備ができるので、よりスムーズに別れられます。
NG例|不自然・冷たく聞こえる言い方
初心者がやりがち
良かれと思って使っても、実は冷たく聞こえてしまう表現があります。
我走了
Wǒ zǒu le
(行きます)
なぜNG
急すぎて、やや乱暴な印象。「那」や「不好意思」などのクッション言葉がないと、冷たく聞こえます。
改善策
→ 「那我先走了」(じゃあお先に失礼します)
再见
Zàijiàn
(さようなら)
なぜNG
理由も前置きもなく、いきなり「再见」だけだと、突然感があります。
改善策
→ 「那我们今天就聊到这儿吧,再见!」(じゃあ今日はここまでにしましょう、さようなら!)
不聊了
Bù liáo le
(もう話さない)
なぜNG
直接的すぎて、相手を拒絶しているように聞こえます。
改善策
→ 「今天先这样吧」(今日はこのへんで)
一言足すだけで印象激変
これらのNGフレーズも、クッション言葉を一つ加えるだけで、自然で柔らかい表現に変わります。
ミニ会話例|自然な終わらせ方
通話終了例
実際の会話で、どう終わらせるか見てみましょう。
パターン1:カジュアルな終わり方
A: 今天聊得很开心。
Jīntiān liáo de hěn kāixīn.
(今日は楽しかったです)
B: 我也是,那我们下次再聊吧。
Wǒ yě shì, nà wǒmen xià cì zài liáo ba.
(私もです。じゃあまた今度話しましょう)
A: 好啊,再见!
Hǎo a, zàijiàn!
(いいですね、さようなら!)
B: 再见!
Zàijiàn!
(さようなら!)
パターン2:丁寧な終わり方
A: 不好意思,时间不早了,我差不多该走了。
Bù hǎoyìsi, shíjiān bù zǎo le, wǒ chàbuduō gāi zǒu le.
(すみません、時間が遅くなってしまいました。そろそろ行かなきゃ)
B: 没关系,今天很高兴跟你聊天。
Méi guānxi, jīntiān hěn gāoxìng gēn nǐ liáotiān.
(大丈夫です。今日はお話しできて嬉しかったです)
A: 我也是。那我们下次再联系。
Wǒ yě shì. Nà wǒmen xià cì zài liánxì.
(私もです。またお話ししましょう)
B: 好的,再见!
Hǎo de, zàijiàn!
(はい、さようなら!)
自然な流れを作る
これらの例を見て分かるように、「感謝→理由→別れ→またね」という流れが自然です。
まとめ|終わり方を覚えると会話が楽になる
会話の終わらせ方を知っているだけで、言語交換やオンライン通話への不安が大きく減ります。
3つの大切なポイント
1. 目的は「切る」じゃなく「つなぐ」
会話を終えることは、関係を終わらせることではありません。「また話そう」という未来に繋げるための行動です。
2. クッション+別れ
「那」「不好意思」などのクッション言葉を一つ入れるだけで、印象が柔らかくなります。
3. 短くてOK
長い説明は不要。「那我先走了」(じゃあお先に)のように、シンプルなフレーズで十分です。
今日から使えるフレーズ3つ
- 那我们今天就聊到这儿吧 (今日はここまでにしましょう)
- 今天聊得很开心 (今日は楽しかったです)
- 那我们下次再聊吧 (また今度話しましょう)
これら3つを覚えておくだけで、ほとんどの場面で自然に会話を終えられます。
次の言語交換では、終わりを恐れず、堂々と「今日はここまで」と言ってみましょう。その一言が、あなたと相手の関係をさらに良いものにしてくれるはずです。

