中国語で会話している時、相手の言葉が一瞬で聞き取れなくなる瞬間ってありますよね。相手は優しくゆっくり話してくれているのに、頭が真っ白になって何も理解できない。そんな時、「もう一度言ってください」と聞き返すのは失礼じゃないかと不安になってしまいます。
でも安心してください。実は、ネイティブスピーカーも日常的に聞き返しています。聞き取れなかった時に適切に聞き返すことは、むしろコミュニケーションを円滑にする大切なスキルなんです。
この記事で分かること
- 失礼にならない聞き返し方
- 場面別に使える実践フレーズ
- 初心者がやりがちなNG表現
それでは、今日から使える聞き返しフレーズを見ていきましょう。
一番シンプルで使いやすい聞き返しフレーズ
没听清楚(没听懂)
まずは、どんな場面でも使える基本フレーズから覚えましょう。
例文
- 不好意思,没听清楚。
Bù hǎoyìsi, méi tīng qīngchu.
(すみません、聞き取れませんでした)
- 不好意思,没听懂。
Bù hǎoyìsi, méi tīng dǒng.
(すみません、理解できませんでした)
解説
この2つのフレーズには微妙な違いがあります。
- 听清楚 = 音として聞き取れる(物理的に聞こえなかった)
- 听懂 = 意味まで理解できる(聞こえたけど意味が分からなかった)
初心者の方はどちらを使っても大丈夫です。「不好意思」(すみません)を付けることで、丁寧で柔らかい印象になります。迷ったら、まずはこのフレーズを使いましょう。
「もう一度言ってください」の自然な言い方
可以再说一遍吗?
相手にもう一度言ってもらいたい時は、このフレーズが最も自然です。
例文
- 可以再说一遍吗?
Kěyǐ zài shuō yí biàn ma?
(もう一度言っていただけますか?)
- 不好意思,可以再说一遍吗?
Bù hǎoyìsi, kěyǐ zài shuō yí biàn ma?
(すみません、もう一度言っていただけますか?)
ポイント
「可以〜吗?」は「〜してもいいですか?」という万能な依頼表現です。ビジネスシーンでも友達との会話でも使えます。表情やトーンを柔らかくすることで、より自然な印象になります。笑顔で言えば、相手も快く繰り返してくれるはずです。
少し丁寧に聞き返したいとき
能不能说慢一点?
相手の話すスピードが速すぎる時は、遠慮せずにゆっくり話してもらいましょう。
例文
- 能不能说慢一点?
Néng bu néng shuō màn yìdiǎn?
(少しゆっくり話していただけますか?)
- 可以说慢一点吗?
Kěyǐ shuō màn yìdiǎn ma?
(ゆっくり話していただけますか?)
解説
実は、ネイティブスピーカー同士でも電話が聞き取りにくい時などに普通に使うフレーズです。中国語学習者なら、むしろ積極的に使うべき表現といえます。相手も「あ、もう少しゆっくり話そう」と理解してくれるので、その後の会話がスムーズになります。
聞き取れなかった理由を伝えるフレーズ
刚才有点没听清楚
「さっきの部分が聞き取れませんでした」と具体的に伝えることで、より丁寧な印象になります。
例文
- 刚才有点没听清楚。
Gāngcái yǒudiǎn méi tīng qīngchu.
(さっき少し聞き取れませんでした)
- 刚才那句话没听懂。
Gāngcái nà jù huà méi tīng dǒng.
(さっきの文が理解できませんでした)
ポイント
「刚才」は「さっき」という意味で、聞き取れなかったタイミングを明確にしています。また、「聞き取れなかった責任」を自分側に置く表現なので、相手を責めているようには聞こえません。このような配慮が、コミュニケーションを円滑にします。
チャット・通話で使える超短フレーズ
もう少しカジュアルに
言語交換パートナーや友達との会話では、もっとカジュアルな表現も使えます。
- 再说一遍?
Zài shuō yí biàn?
(もう一回言って?) - 没听清〜
Méi tīng qīng~
(聞き取れなかった〜) - 什么?
Shénme?
(え?/何?)
注意点
これらのフレーズは親しい間柄でのみ使いましょう。目上の人や初対面の相手、ビジネスシーンでは避けた方が無難です。特に「什么?」だけを繰り返すと、ぶっきらぼうな印象を与えてしまうことがあります。
初心者がやりがちなNG聞き返し
聞き返し方にも、避けた方が良い表現があります。
よくあるNG例
❌ 一言も言わず黙ってしまう
分からないまま黙っていると、相手は「理解した」と思って次に進んでしまいます。勇気を出して聞き返しましょう。
❌ 連発しすぎて焦る
何度も「もう一回」と言い続けると、お互いに気まずくなります。3回聞いても分からない時は、「書いてもらえますか?(可以写一下吗?)」と伝える方が建設的です。
❌ 「什么?」だけを多用
カジュアルすぎて、特に初対面では失礼に聞こえることがあります。
💡 解決策:「不好意思」を付けるだけで印象が激変
どんな聞き返しフレーズも、冒頭に「不好意思」(すみません)を付けるだけで、グッと丁寧で柔らかい印象になります。これを忘れないようにしましょう。
おすすめ練習方法(実践向け)
フレーズを覚えたら、実際に口に出して練習しましょう。
効果的な3ステップ
- 音読3回
まずはゆっくり、正確に発音しながら3回読みます。 - シャドーイング
音声やネイティブの発音を聞きながら、すぐ後に続けて発音します。 - 独り言で練習
日常生活の中で、実際のシチュエーションを想像しながら独り言で言ってみます。
独り言練習例
「不好意思,没听清楚。可以再说一遍吗?」
(すみません、聞き取れませんでした。もう一度言っていただけますか?)
鏡の前で表情も意識しながら練習すると、より自然な雰囲気が身につきます。
まとめ|聞き返してOK
聞き返すことは決して失礼ではありません。むしろ、分かったふりをして会話を続ける方が、後々のコミュニケーションに支障をきたします。「聞き取れなかった」と正直に伝えることで、相手もあなたのレベルに合わせて話してくれるようになります。
まずはこの3つを覚えましょう
- 没听清楚 (聞き取れませんでした)
- 没听懂 (理解できませんでした)
- 再说一遍 (もう一度言ってください)
この3つがスムーズに出てくるようになれば、中国語での会話がぐっと楽になります。最初は緊張するかもしれませんが、何度か使っているうちに自然に口から出るようになりますよ。
さあ、次の中国語会話では、堂々と聞き返してみましょう!

