言語交換で中国語を話していると、気づいたら「嗯」(うん)と「对」(そうだね)ばかり言っている。
リアクションが薄くて、会話が単調になってしまう。相手の話に対して、もっと自然に、感情を込めて反応したいのに、フレーズが出てこない。
もしあなたがそう感じているなら、この記事が役に立ちます。
中国語の会話は、「共感」で成り立っています。 相手の話に適切にリアクションできるだけで、会話の質が劇的に変わります。
この記事では、中国語で気持ちを乗せて共感を伝えるフレーズを、レベル別・場面別に紹介していきます。
中国語の会話は「共感」が9割
話し上手 = リアクション上手
日本語以上に、中国語では相づちやリアクションが重要です。
中国語は相づちが多い言語
中国語のネイティブスピーカーの会話を聞いていると、「对对对」「是啊」「真的吗?」など、頻繁に相づちが入ります。これは、「聞いていますよ」「共感していますよ」というサインなのです。
内容より反応が大事
実は、何を話すかより、どう反応するかの方が会話では重要だったりします。適切な相づちがあれば、相手は「この人は私の話を理解してくれている」と感じ、もっと話したくなります。
共感できれば会話は回る
自分が話すネタが尽きても、相手の話に上手に相づちを打てれば、会話は自然に続きます。共感フレーズは、会話を支える最も大切なスキルなのです。
まず覚えたい超基本の共感フレーズ
「それいいね!」
ポジティブな反応から覚えましょう。使用頻度が高く、どんな場面でも使えます。
好啊!
Hǎo a!
(いいね!)
使う場面
提案や計画に対して、賛成する時。語尾を上げると、より前向きな印象になります。
不错!
Búcuò!
(いいね!/なかなかいい!)
使う場面
相手の話や成果を評価する時。「悪くない」という直訳ですが、実際は「いいね」というポジティブな意味です。
挺好的
Tǐng hǎo de
(けっこういいね)
使う場面
相手の選択や行動を肯定する時。「挺」が「けっこう/なかなか」という意味を加えます。
トーンで意味が変わる
これらのフレーズは、声のトーンで印象が大きく変わります。明るく、少し高めのトーンで言うと、より好意的に聞こえます。
「分かる!」気持ちに寄り添う表現
同意・理解
相手の気持ちに共感していることを伝えるフレーズです。
我懂你
Wǒ dǒng nǐ
(分かる/理解してる)
使う場面
相手の気持ちや状況を理解した時。「あなたの気持ち、分かるよ」というニュアンスです。
ポイント
少し親しみを込めた表現なので、友達や同世代に向いています。
我明白
Wǒ míngbai
(分かります)
使う場面
相手の説明や話の内容を理解した時。「懂」より少しフォーマルです。
我也是这么想的
Wǒ yě shì zhème xiǎng de
(私もそう思います)
使う場面
相手の意見に完全に同意する時。「私も全く同じ意見です」という強い共感を示します。
一気に距離が縮まる
「分かる」という共感は、人間関係を近づける魔法の言葉です。相手は「この人は自分を理解してくれている」と感じ、信頼が生まれます。
驚き・感心を伝えるフレーズ
「すごい!」
相手の話に驚いた時、感心した時の自然なリアクションです。
真的吗?
Zhēn de ma?
(本当に?)
使う場面
驚いた時、信じられない時。語尾を上げることで、より驚きが伝わります。
ポイント
最も使用頻度が高い驚きの表現。どんな話題でも使えます。
太厉害了!
Tài lìhai le!
(すごすぎる!)
使う場面
相手の能力や成果に感心した時。「厉害」は「すごい/優れている」という意味です。
真的假的?
Zhēn de jiǎ de?
(マジで?/本当?)
使う場面
驚きつつ、少し疑っている時。カジュアルな表現です。
ポイント
少し砕けた表現なので、友達や気心の知れた相手に使いましょう。
リアクションは大きめに
驚きや感心は、少しオーバーに表現しても大丈夫です。むしろ、そのくらいの方が会話が盛り上がります。
相手を褒める共感フレーズ
自然な褒め
相手を褒めることも、立派な共感です。
你真棒
Nǐ zhēn bàng
(すごいね/よくやった)
使う場面
相手の頑張りや成果を褒める時。「棒」は「素晴らしい」という意味です。
ポイント
親しい間柄で使う、温かみのある褒め言葉です。
很不错的想法
Hěn búcuò de xiǎngfǎ
(なかなかいいアイデアですね)
使う場面
相手のアイデアや提案を評価する時。
ポイント
ビジネスシーンや丁寧な会話でも使える表現です。
这个选择很好
Zhège xuǎnzé hěn hǎo
(その選択はいいですね)
使う場面
相手の判断や決定を肯定する時。
言語交換で好印象
言語交換では、相手の中国語や努力を褒めることで、良い関係が築けます。「你的日语很好」(日本語上手ですね)なども効果的です。
軽く流さないための一言追加テク
+一言で会話が続く
単純な相づちに、もう一言付け加えるだけで、会話の深みが出ます。
对,我也这么觉得
Duì, wǒ yě zhème juéde
(そう、私もそう思います)
使う場面
同意した上で、自分も同じ意見であることを強調する時。
ポイント
「对」だけで終わらせず、「私も」と付け加えることで、共感の深さが伝わります。
是啊,而且……
Shì a, érqiě…
(そうですね、しかも…)
使う場面
同意した上で、さらに自分の意見を追加する時。
ポイント
「而且」(しかも/さらに)で、話を広げられます。
没错,然后呢?
Méi cuò, ránhòu ne?
(その通り、それで?)
使う場面
同意しつつ、話の続きを促す時。
ポイント
「然后呢?」で、相手にもっと話してもらえます。
相づち+質問=最強
相づちだけで終わらせず、一言追加したり質問したりすることで、会話が自然に続いていきます。
カジュアルな相づちフレーズ
友達・同世代向け
親しい間柄で使える、くだけた相づちです。
对对对
Duì duì duì
(そうそうそう)
使う場面
強く同意する時。連続して言うことで、共感の強さを示します。
ポイント
友達同士の会話でよく使われます。
是哦
Shì o
(そうなんだ)
使う場面
軽い驚きや納得を示す時。カジュアルな相づちです。
嗯嗯
Èn èn
(うんうん)
使う場面
相手の話を聞いている時。継続的に相づちを打つ時に便利です。
使いすぎ注意
これらのカジュアルな相づちは便利ですが、多用しすぎると軽い印象になります。フォーマルな場面では避けましょう。
丁寧・落ち着いた共感表現
初対面・年上向け
目上の人や、まだ親しくない相手には、丁寧な表現を使いましょう。
我也是这样认为的
Wǒ yě shì zhèyàng rènwéi de
(私もそのように考えています)
使う場面
フォーマルな場面で、同意を示す時。
ポイント
「认为」(考える)を使うことで、丁寧で知的な印象になります。
说得有道理
Shuō de yǒu dàolǐ
(おっしゃる通りです/筋が通っています)
使う場面
相手の意見や説明に納得した時。
ポイント
相手の発言を評価する、やや改まった表現です。
我非常同意
Wǒ fēicháng tóngyì
(非常に同意します)
使う場面
ビジネスシーンや議論で、強く同意する時。
ポイント
「非常」で強調することで、真剣さが伝わります。
場面に合わせて使い分け
カジュアルと丁寧、両方の表現を覚えておくと、どんな相手とも適切にコミュニケーションが取れます。
ミニ会話例|共感で会話が伸びる
相づち→質問
実際の会話で、共感フレーズをどう使うか見てみましょう。
例1:基本パターン
A: 我最近在学中文。
Wǒ zuìjìn zài xué Zhōngwén.
(最近、中国語を勉強しています)
B: 不错!你学多久了?
Búcuò! Nǐ xué duōjiǔ le?
(いいね!どのくらい勉強しているんですか?)
例2:共感+追加
A: 我觉得中文发音很难。
Wǒ juéde Zhōngwén fāyīn hěn nán.
(中国語の発音は難しいと思います)
B: 我懂你!我也觉得声调很难。
Wǒ dǒng nǐ! Wǒ yě juéde shēngdiào hěn nán.
(分かる!私も声調が難しいと思います)
例3:驚き+質問
A: 我去过中国五次了。
Wǒ qù guo Zhōngguó wǔ cì le.
(中国に5回行ったことがあります)
B: 真的吗?太厉害了!你最喜欢哪个城市?
Zhēn de ma? Tài lìhai le! Nǐ zuì xǐhuan nǎge chéngshì?
(本当に?すごい!どの都市が一番好きですか?)
共感+質問=最強
相づちで共感を示した後、質問を続けることで、会話が自然に深まっていきます。
まとめ|相づちを変えるだけで自然になる
中国語の会話力を上げるために、複雑な文法や難しい単語を覚える必要はありません。相づちのバリエーションを増やすだけで、驚くほど自然な会話ができるようになります。
3つの大切なポイント
1. 「对」だけ卒業
「对」は便利ですが、それだけでは会話が単調になります。この記事で紹介したフレーズを少しずつ使ってみましょう。
2. 短いフレーズでOK
「不错!」「真的吗?」「我懂你」など、短いフレーズで十分です。長い文章を作る必要はありません。
3. 感情を乗せる
どんなに正しいフレーズでも、棒読みでは伝わりません。驚き、喜び、共感の気持ちを込めて言いましょう。
今日から使えるフレーズ3つ
- 不错!(いいね!)
- 真的吗?(本当に?)
- 我懂你 (分かる)
まずはこの3つから始めてみてください。次の言語交換や中国語会話で、相手の話に対して「对」ではなく、これらのフレーズで反応してみましょう。
その小さな変化が、あなたの会話を劇的に自然にしてくれます。
